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2019.03.12爪に関する迷信やことわざあれこれ~Part1~
爪に関する迷信やことわざをとりあげてご紹介していきます。
今回は、
《夜に、爪を切ると親の死に目にあえない》です。
その由来は、以下の様なところから来ていると考えられているようです。
<由来その1>
夜に爪を切る→夜に爪を詰める(短くする)→世を詰める→人生を詰める→つまり、寿命が短くなる。
という発想によるもの。
<由来その2>
夜に囲炉裏の側などで爪を切ると、切った爪が飛んで火に入り、人を火葬した時に似た臭いが発生したことから、死を連想させたり死を呼んだりする、すなわちそこから寿命が短くなる。
という発想によるもの。
<由来その3>
昔は灯も暗く、また今のような爪切りも無く、小刀などの刃物で代用していた。
暗い夜に爪を切ろうとすると、手元が狂ってケガをして危ないから、やめたほうがよい。
また、へたをすると死んでしまう恐れがある。
つまり、親より先に死ぬかもしれないので親の死に目に会えない。
という発想によるもの。
<検証>
現代社会においては、爪を切るに当たり充分な照明があるうえ、安全で良く切れる爪切りがどこの家庭にもあります。
従って、爪が燃えたり不慮の事故が起こったりする事はまず在り得ません。
また、視界が悪い夜に爪を切るなという、いわゆる“しつけ”目的で作られた可能性も高いので、単なる迷信と捉えてよいでしょう。
むしろ、夜お風呂あがりの柔らかい状態で爪を切ったほうが、よいでしょう。
二枚爪撃退法の項でもふれましたが、言うまでもなく、グランクールでは、爪切りではなく、紙やすりで爪先に負担をかけることなく、1方向にヤスリをかけることをお勧めしています。
*nailhakusho.jpを参考にさせていただきました。